私が4匹の子猫を保護したのは、子猫が生後6週間くらいの頃でした。
だいたい、3頭身くらいで、いかにも幼児体形でとっても可愛い子猫たちでした。その子猫たちを抱き上げて目を見てみると、4匹ともかっこいい「グレー」の目をしていました。
グレーの目をした猫なんてカッコいい!!
と思っていたら、このグレーの目は「キトンブルー」というそうです。子猫はみんな青色がかったグレーの目をしているんですって!
キトンブルーとは
「キトンブルー」とは、「キトン(kitten)=子猫」「ブルー(blue)=青色」という意味です。つまり、「青い目をした子猫」になります。
実際に、子猫の目の色はブルーというよりはグレーに見えると思います。少し青みがかかっているグレーで、とてもエキゾチックです。
猫の目の色は、虹彩に含まれるメラニン色素で決まるんですが、子猫の頃は、まだ太陽の光にたくさん当たっていないので、みんな「キトンブルー」の目をしています。
虹彩とは?
眼球の血管膜の前端部で、角膜の後方にある環状の膜。色素に富み、その沈着状態によって、茶色や青色の眼になる。中央の瞳孔(どうこう)で開閉を行って光の量を調節する。
コトバンク
虹彩のメラニン色素が少ないと透明感のある薄い色、多いとより深く濃い色になっていきます。だいたい、生後3か月頃から目の色が決まってきます。
猫の目の色の種類
猫の目の色は約10種類くらいあるそうです。ここでは、よく目にする6種類の猫の目の色を紹介します。
目の色によって性格も違うそうですよ。あなたの猫の目の色は何色ですか?
イエロー
鮮やかな「イエロー」の目を持つ猫。野性味あふれていてとても強そうに見えます。
日本の猫は、ほとんどがこの「イエロー」の目を持っています。日本は温暖で太陽もたくさん降り注ぐので光をたくさん集めます。なので、「イエロー」の目を持つ子たちが多いのですね。
日本猫。
ヘーゼル(黄緑色)
「ヘーゼル(黄緑色)」の目を持つ猫は、優しげで穏やかな印象です。「ヘーゼル」の目を持つ猫は、日本猫と外来猫の混血の猫が多いようです。
「ヘーゼル」の目を持つ猫の性格は、気分屋で人見知り。プライドも高く、警戒心も強いですが、一度、心を開くと甘えん坊になります。まさに、ツンデレですね。
三毛猫。
グリーン
綺麗な「グリーン」の目を持つ猫さん!こんなに綺麗な「グリーン」の目を持つ猫を、私は見たことはないですが、「グリーン」の目を持つ猫のルーツもヨーロッパだそうです。色素が少なめなので、目が「グリーン」になっています。
「グリーン」の目を持つ猫は、慎重で賢く、おとなしい性格をしています。従順なので、とても飼いやすいとのことです。
ベンガル、キジトラ、ロシアンブルーなど。
ブルー
「ブルー」の目の猫は、メラニン色素細胞をほとんど持っていません。つまり、実際の目の色は「透明」なのですが、私たちの目には「ブルー」に見えます。
涼しげでクールなイメージですが、性格的には慎重で控えめな子が多いようです。忍耐強く、激しく鳴くことは少ないそうなので、飼いやすい猫の種類です。
シャム猫、バリニーズ、ヒマラヤンなど。
カッパー(銅色)
「カッパー(銅色)」の目を持つ猫は、黒猫に多いようです。猫の中で一番色素を多く持っているのが「カッパー」です。黒猫ですからね、色素は多いです。
「カッパー」の目を持つ猫は、自立心が強くとても賢いとのことです。
うちの子の兄弟にも黒猫の子がいたんですが、確かに一番どっしり構えていて、自立していて、そんなに甘えてこなかったです。
生後2か月目くらいに里親さんにもらわれていったんですが、あの子は何色の目になったんだろう?もしかしたら、「カッパー」になっているかもしれまさん。
黒猫。
オッドアイ
「オッドアイ」とは、右と左の目の色が違う猫のことを言います。白猫に現れる確率が高いそうで、白猫の約25%は「オッドアイ」だそうです。
「オッドアイ」には、先天性と後天性のものがあります。
先天性のものは、白猫がゆえに色素が少なく、「白猫遺伝子」が働き、目の色が色素の少ない「ブルー」になってしまいます。
後天性のものは、事故や病気、手術などで「オッドアイ」になってしまうことが稀にあります。
メインクーン、白猫。
まとめ
猫にはいろんな目の色があって、どの色の猫ちゃんも可愛いです。
ちなみにうちの子の目の色は、生後3か月でこのような色になりました。落ち着いた感じの「イエロー」かな?この子の兄弟も同じ目の色をしています。
「キトンブルー」の頃は、生後3か月頃までなので、貴重な「キトンブルー」の時期を楽しみましょう。
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