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子猫を保護した時の話|突然の意識不明|子猫の低血糖に注意を!

今年の初夏、生後4か月ほどの子猫を保護したときのお話です。

子猫を保護したのは、まだ暑くなる前の6月。

猛暑にはなっていなかったけれど、どんどん暑くなってきた時期でした。

家でくつろいでいると、

どこかから「ミャー、ミャー」という子猫の声が聞こえます。

ああ、子猫が隣の作業場(車庫のようになっていて出入り自由)で生まれたんだな、と思っていました。

その日から、ずっと「ミャー、ミャー」が収まらなくて、どうしたんだろうと作業場を覗きに行きました。すると、駆け寄ってくる小さな物体が4つ。だいたい、手のひらに乗るくらいのサイズで2頭身の可愛い奴らが駆け寄ってきたんです。

お母さん、お出かけ中かな?と思い、家に帰ってカニカマを取ってきて与えてみたけど、食べず。野良やし、食べへんかー。と思って諦めて家に戻りました。

それから、次の日も、次の日も「ミャー、ミャー」「ミャー、ミャー」鳴くのでおかしいなと思い始めたところ、旦那が「そういえば、この前、家の前で猫が轢かれてた」というセリフ。

!!お母さん猫、死んじゃったんだ・・・!!


とっさに、急いでお店に猫用のミルクと哺乳瓶、それからチュールを買いに行きました。

最近は、薬局などでも紙パックで猫用のミルクが置いてあるので便利です。

ミルクを温めて、哺乳瓶に移し、早速4匹の子猫たちに与え出すと、

「ゴクゴクゴクゴクゴクゴクっっっ・・・」

皆、ゴクゴクです。

そらそうだ、しばらく何日もの間、お母さん猫が死んでから何も飲まずに飢えていたのだから。

それから、朝昼晩と子猫たちにミルクを与える日々が続きます。

子猫と言っても、もう目もぱっちり開いてテクテク歩くくらいの子猫。

歯も生えていて、ミルクをやる哺乳瓶の乳首を噛みちぎってしまうくらいしっかりした歯が生えています。これは、固形のエサも食べるかもしれない、とやってみると全然食べました。

ウェットはもとより、カリカリもその名の通り、「カリカリ、カリカリ」音を立ててよく食べます。

よし、これなら、カリカリを置いておけば、お腹が空いた時に勝手に食べるだろう、とカリカリも器にたくさん置いておくことにしました。


でも、数日経ったある時、ミルクをやりに行くと、1匹の子猫が倒れたまま動かなくなっていました。

え!?・・・・死んじゃった??

触ってみると、まだ身体は暖かく、心臓もドキドキドキドキ・・・しっかり鼓動は打っています。

でも、目を覚ます素振りはありません。

・・・・ダメなのか・・・・。


実は、以前にも子猫を保護したことがあり、その時の子猫たちは生後2日でお母さんに見捨てられてしまった子達で、みんな死んでしまった経験があります。

私も初めての子猫育てでどうしたらいいかわかりませんでした。動物病院に、赤ちゃん猫の育て方を聞きに行き、頑張って育ててみたつもりでしたがダメでした。

動物病院の先生によると、「生まれたばかりの猫弱い個体は母猫から見捨てられ、強い子猫だけを連れて行って育てるという野生の本能を持っているそうで、人間で上手く育てられなくても落ち込まないでください。」と言われていました。

多分、生まれたばかりの子猫を人間が育てるのは難しいんだなと、その時思いました。


その時の記憶がよみがえり、

ああ、またこの子も死なせてしまうのか・・・と自分を責め、せめて最期だけは一緒にいてあげようと、段ボールにタオルを入れ、自宅に連れ帰って最期の時を飼っている愛犬と眺めていました。

子猫はずっと倒れたまま。呼吸はたまに大きく深呼吸はするものの、心臓はしっかり鼓動を打ち続けていました。

状況は変わらず、晩御飯の支度もしなきゃならず、一旦、その倒れて動かない子猫を兄弟たちの元に返し、また、夜に子猫たちのところに行くと・・・

!!!あの倒れてた子が歩いてる!!!

なんと、復活したのです!!


病院に連れて行ったところ、今普通に動いているからわからないけど、低血糖だったのかもしれない。と言われました。

低血糖・・・つまり、栄養が足りていなかったということ。

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ミルクも朝晩やっているし、カリカリも常時置いているのに、なぜだろう?と思いましたが、私のミルクをやる量が足りなかったかもしれない。カリカリ食べるから大丈夫だという過信から、子猫たちを栄養不足にしていたのです。

また、この倒れていた子猫は、他の子猫が一通り食べ終わってから食べるという、一番遠慮深い、お姉さん気質の子猫だったのです。そんなに、たくさん食べれていなかったのかもしれません。

そして、倒れた時、病院ももっと早く連れて行ってあげるべきだった。

パニクると、正しい判断ができなくなります。そして、思い込みでも正しい判断が下せません。今回の、「子猫が倒れている事件」は、私の「食べているから大丈夫だ」という思い込みから起きた事件です。

低血糖は、エネルギーが足りなくて動けなくなってしまいます。最悪の場合もあります。

もしも、子猫を保護して、ミルクをあげなければいけない状況になった場合は、なるべく頻繁に、ミルクや離乳食、エサを与えてあげてください。本当に生まれたての子猫なら、3、4時間おきに与えてあげます。

赤ちゃんを育てるのは、人間でも猫でも大変なのだなと実感した出来事でした。


最後に、

今現在、その倒れた子猫は、うちの大事な家族になりました。

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